・オレイン酸とレスベラトロールは一長一短！
どちらを選ぶかは自分で決めよう！
長寿遺伝子として知られるサーチュインを活性化する、レスベラトロール。
ブドウや赤ワインなどに含まれており、老化を防ぐことができるのではないかと期待されています。
しかし近年、このサーチュインを活性化する、別の成分が注目されているのを知っていますか？
そう、オレイン酸です。
ある研究によると、オレイン酸はレスベラトロールの１０倍ほど強力だとか！？
となると、レスベラトロールよりもオレイン酸を摂取したほうがいいの…？？
そこで今回、どっちを選べばいいかをこの動画↓
を参考に解説します！！
オレイン酸は１０倍強力！？
この動画では、アンチエイジング研究者のDavid Sinclair博士の研究が紹介されています。
2020年2月、David Sinclair博士は、「抗老化においてオレイン酸は、レスベラトロールよりも、約１０倍強力であるだろう」という研究結果を発表しました。
さらに、オレイン酸をマウスの細胞に添加した場合、サーチュインが活性化したという証拠もあります。
どうやら、オレイン酸が細胞レベルでサーチュインを活性化する事は間違いないようです。
両方摂取するのは逆効果！！
ここで1つの疑問がわきます。
「オレイン酸もレスベラトロールもサーチュインを活性化するなら、両方摂取すれば良いんじゃないの？」
しかし、これはどうやら逆効果みたいです。
両方摂取すると、サーチュイン活性化効果が弱くなってしまうらしいです。
その理由は、オレイン酸とレスベラトロールが同じ働きをするので、互いに競合してしまって何も起こらなくなってしまうからだそうです。
※イメージ図
オレイン酸だけの場合
レスベラトロールだけの場合
両方摂取した場合
これだけみると「じゃあレスベラトロールっていらなくない？」ってなってもおかしくないですよね。
オレイン酸の落とし穴
レスベラトロールがオレイン酸よりも弱いのだとしたら、レスベラトロールの利点は何でしょうか？
この動画で話をしているBrad Stanfieldさんは、「レスベラトロールは人でのデータが多くあるので、まだレスベラトロールを摂取したい」と述べています。
一方で、オレイン酸は強力ですが、人でのデータが多くはないらしいです。
つまり、オレイン酸の人での効果はまだ分からないことが多いということです。
（オレイン酸について詳しくはこちら）
極端にいうと、安全だけど大量に摂取する必要があるレスベラトロールを選ぶか、安全か分からないけど少量で効果があるオレイン酸を選ぶか、ということになりそうです。
まとめ
今回は、オレイン酸とレスベラトロールの特徴について簡単に解説しました。
- オレイン酸はレスベラトロールの約１０倍ほど強力だろう。
- ただ、両方摂取すると効果が弱まってしまう。
- レスベラトロールは人でのデータが多いが、オレイン酸はまだ少ない。
これらのことからサーチュインを活性化する成分として、レスベラトロールを選ぶか、オレイン酸を選ぶかは、自分で調べてから決めるのが良さそうです。
今後、オレイン酸の効果が人で十分に解析されれば、オレイン酸がレスベラトロールに取って代わるのもそう遠くないかもしれませんね。
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